診察記録

演劇のお医者さんこと若林一男がこれまでに往診した演劇治療の記録です。

これまでの主な診察(Page1)

【埼玉高等学校演劇総会・演出研究会・講師】
【日時】平成20年5月14日
【会場】埼玉会館
【作品名】筑波大付属坂戸高等学校/作「指の先からコガタルリハムシ」

くしくも若林医院の第1回目の仕事になった。上記の芝居を素材にして、800人ほどの演劇部の生徒に対して、演出研究会を行う。もともとセンスもいいし、芝居に賭ける心意気も十分な生徒たちなので、こちらの要求もすぐ対応してくれた。しかし、芝居の文体のためなのか、役者のお互いの体に台詞が入っていっていかない。意識がすべて観客と自分の方に向いている。勢い、見た目の完成度は高くなるのだが、演技者の本当の快楽からはほど遠い芝居になってしまう。そこを何度も繰り返して指導したのだが、時間が足らなかったかもしれない。ここが解るとこの学校は天下無敵なのだが・・・・。

【川越総合高校演劇部・芝居治療】
【日時】平成20年9月5日、9月23日
【会場】川越総合高校同窓会館
【作品名】川越総合演劇部/作「2980」

女子だけで、みんな芝居が好きで、明るくて、とてもいいチームだった。問題は芝居が表現が若干弱いところだった。あらゆる面で、表現を大きくし、普段のエネルギーを舞台の上にどう出したらいいのか、どうやったら「見せる芝居」になるのかを、実際に即し、2回に渡ってレクチャーした。

【正智深谷高校演劇部・芝居治療】
【日時】平成20年10月29日、12月23日(本番)
【会場】正智深谷高校演劇部練習場
【作品名】尾道太郎/作「雨虹模様」

4階の教室で、しかも少人数ながら、真面目に演劇を創ってる正智深谷高校の演劇部になぜか感動。何でもしてあげたくなり、こちらの熱も入る。ほとんどの台詞が相手に入らず床に落ちていた。勢い、意味のない間(バカ間と呼んでいる)が随所でき、喜劇なのに悲劇になってしまっている。芝居の線を感じさせながら、台詞を相手に入れる訓練をする。芝居が途端に明るく、軽くなってきた。これをキッカケに楽しい練習になってくれるといいのだが・・・・・。

【上尾南高校演劇部・訪問】
【日時】平成20年11月3日
【会場】上尾南高校同窓会館
【作品名】結城翼/作「羅生門異聞・霖雨の門」

全体的に芝居のエネルギーが不足していたので、芝居の線を太くしながら、自分の内側から外への感心に切り替える指導を終日行った。ずいぶん役者は開放され、のびのびしてきた。今後顧問を含めて、伸びてくるチームになるかもしれない。

【埼玉県高等学校演劇中央発表会・上演校の講評文作成】
【日時】平成20年11月15,16日
【会場】さいたま芸術劇場

上演校10校について、埼玉新聞、連盟通信に掲載するための講評文を書く。二日間10校の芝居を見るのはかなりハード。のちのち文章として残る事を考えたら、もしかしたら審査員よりハードかもしれない。審査員はある意味その日のノリでしゃべればいいのだから・・・・。(写真は上尾南高上演)

【第1回高校演劇山梨オープン小演劇祭/観劇(講評)】
【日時】平成21年3月8日
【会場】山梨県立文学館講堂

高校演劇ライト級大会(裏関東大会)と名打って、土浦第一高、前橋南高、甲府昭和高の3校が自主公演をした。面白かった。いい加減な大会運営が気持ちよく、芝居も心地よかった。公演後の講評・交流会はどうやるのかなと思っていたら、あらかじめ講師として決められていた越智憂さんに加えて、私が舞台に引っ張り出されて、二人で講評する羽目となってしまった。しかしいろんな意味で刺激的な公演だった。

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